交流を深めたい宴会の席順
接待や上席や目上の方を招いての宴会なら
取引先や大切なゲストなどの接待の席や、会社の上席者や親族の目上の方などを招いた宴会の席では席順に気を払う必要があります。
お座敷などの和室の場合、広間や会場、テーブルの個室などの洋室の場合とありますが、基本のマナーとして上席者は部屋の奥へ、位の低い人、幹事などのサポート役の人ほど入口や扉に近い席と覚えておきましょう。
参加者の出入りや飲食物を運び入れたり、皿を下げるために出入りが激しい入口近くの席は落ち着かないので、上席の方が快適に過ごせるよう奥の席を勧めるという意味合いがあります。
また、幹事などサポート役の方はオーダーをしたり、途中で帰る方をお見送りしたり、終わり際に会計をしたり、タクシーの手配をするなどで部屋から出たり、店員さんとやり取りをする機会も多いので、入口や扉近くに座ることでスムーズなやり取りを行うとともに、他の参加者が落ち着いて食事やお酒を楽しめるようにしましょう。
交流を深めたい宴会なら
一般的には上位の人から良い席に座っていただき、そこを囲むように職場の役付きなどの位順や年齢順などに座っていただくのが礼儀となりますが、会の目的によっては立場や世代を超えて交流を深める機会にしたいケースや、役職者が従業員の意見をしっかり聞きたいと望むケースや、世代間交流を楽しみたいと希望されることもあるでしょう。
立場などを超えた交流を深めるには上下関係に基づく席順にこだわらず、交流しやすい席順を検討しましょう。
最初から座席フリーにすると仲のよい人で固まってしまったり、上席者の近くは恐れ多いとか、話しにくいと敬遠されてしまいます。
上席者や部署や担当業務が違う人や年代などがバランスよく1つのテーブルに集まるように席順を検討したり、今後の仕事やサークルなどの活動に向けて交流を深めておいたほうがいいメンバーなどを組み合わせるなど知恵を絞りましょう。
自由に座ってもらったときには
席順は敢えて決めずに無礼講にする場合や、余計なルールは作らず、大人の判断でなるべくいつもとは違うメンバーで並ぶように座ってもらえるように指示をしたうえで、自由に着席してもらうといった場合、自然と交流が生まれたり、思わぬところで笑い声が上がって親しくなってもらえるなど、今後の仕事上や活動のうえで思わぬ収穫が生まれることもあります。
ただし、中には一人ぽつんとしてしまう方や話し相手が見つからなくなってしまう方、知らないメンバーに囲まれて人見知りしてしまう方がいるので、幹事の方は誰もが楽しく過ごせるよう目を配るようにしましょう。
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